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論文

New JENDL-4.0/HE neutron and proton ACE files

今野 力

Journal of Nuclear Science and Technology, 6 Pages, 2023/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:72.91(Nuclear Science & Technology)

JENDL-4.0/HEの中性子と陽子ACEファイルは2017年に作られ、そのうちの22核種の中性子ACEファイルと25核種の陽子ACEファイルがPHITSコードと一緒に公開されている。最近、JENDL-4.0/HEの中性子と陽子ACEファイルに入っている以下の5つのデータに問題があることが見つかった; $$^{15}$$Nと$$^{18}$$OのACEファイル、発熱数、損傷エネルギー生成断面積、2次中性子多重度、核分裂断面積。そこで、これらの問題を修正したJENDL-4.0/HEの新しい中性子と陽子ACEファイルを作成した。この論文では問題点及び新しい中性子と陽子ACEファイルをどのように作成したかについて詳述する。

論文

Operation of a capillary plate under high-pressure $$^{3}$$He for neutron detection

中村 龍也; 正岡 聖; 山岸 秀志; 田中 浩基; 曽山 和彦; 相澤 一也

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 539(1-2), p.363 - 371, 2005/02

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Instruments & Instrumentation)

キャピラリープレートは直径100ミクロン程度の多数のガラス細孔を持つ薄型ガラスプレートでありプレート上下電極に適度な電圧を印加することでガス増幅素子として機能する。本論文ではこのキャピラリープレートを中性子用のカウンタとして、あるいは、位置検出型中性子検出器用の前段ガス増幅素子として応用することを目的とし高ガス圧ヘリウム3コンバータガス中におけるキャピラリープレートの動作特性試験を行った。その結果、キャピラリープレートは6気圧5%エタンの混合ガス条件下においても$$10^3$$以上のガスゲインを有し中性子検出用のガス増幅素子として使用可能であることを確認した。また、信号出力の立ち上がり時間が中性子捕獲反応の結果生じる二次粒子(プロトン,トリトン)の射出方向、及びトラック長に依存することを明らかにし、位置検出型中性子検出器の位置分解能を向上するために本時間情報が利用可能であることを示した。

論文

Integral benchmark experiments of the Japanese Evaluated Nuclear Data Library (JENDL)-3.3 for the fusion reactor design

西谷 健夫; 落合 謙太郎; 前川 藤夫; 柴田 恵一; 和田 政行*; 村田 勲*

IAEA-CN-116/FT/P1-22 (CD-ROM), 8 Pages, 2004/11

JENDL-3.3は最新の実験データをもとに評価した337核種の中性子断面積であり、核融合炉の核設計で重要な非等方中性子輸送で重要となる2重微分断面積の充実,同位体ごとの断面積,共分散データの充実を特徴としている。本報告では、鉄,バナジウム,タングステン等の核融合関連の核種の核データの精度検証を目的として、それらの核種の積分実験を実施し、その結果に対し、JENDL-3.3とその旧版であるJENDL-3.2及びIAEAの核融合核データライブラリFENDL-2を用いてベンチマーク解析を実施した。実験は原研東海研究所の加速器ベースの14MeV中性子発生装置である核融合中性子源FNSにおいて実施した。14MeV中性子発生用トリチウムターゲットの前方に核融合関連材料からなる平板体系を設置して、14MeV中性子を体系に入射し、体系内及び体系外において中性子及び2次$$gamma$$線のエネルギースペクトルを測定した。試験体系としては、単一元素材料として、鉄,銅,バナジウム,タングステン,複合元素材料としてSS316L, LiAlO$$_{2}$$, SiCを使用した。積分ベンチマーク実験の結果、JENDL-3.3は旧版であるJENDL-3.2及びFENDL-2.0に比べて、精度が改善しており、核融合炉の核設計に対し十分な精度を有していることを確認した。

論文

D-T neutron skyshine experiments and the MCNP analysis

西谷 健夫; 落合 謙太郎; 吉田 茂生*; 田中 良平*; 脇坂 雅志*; 中尾 誠*; 佐藤 聡; 山内 通則*; 堀 順一; 和田 政行*; et al.

Journal of Nuclear Science and Technology, 41(Suppl.4), p.58 - 61, 2004/03

核融合施設の天井から漏洩した放射線が空気と散乱して、施設周辺の地上に到達する、いわゆるスカイシャンは、核融合施設周辺の放射線安全に最も重要な項目の一つである。そこで原研の核融合中性子源FNSを用いてD-T中性子に対するスカイシャインの実験を2002年3月と2003年3月の2回にわたって実施した。FNS第一ターゲット室の天井のスカイシャインの実験用遮蔽ポート(1m$$times$$1m)を開放し、上空向かって中性子を打ち上げ、散乱中性子及び2次$$gamma$$線の分布を測定した。2002年3月の実験ではHe-3レムカウンタを用いて線源から550mまでの中性子線量率分布と200mまでの2次$$gamma$$線スペクトルを大形NaIシンチレータ検出器及びGe半導体検出器で測定した。2003年3月の実験ではFNS建屋周辺において、NE213シンチレーション検出器を用いた中性子スペクトル測定とBGOシンチレータ検出器を用いた2次$$gamma$$線スペクトル測定を実施した。測定された結果は、JENDL-3.3を用いたモンテカルロ計算(MCNP-4C)とよく一致し、MCNPによる計算がスカイシャインによる線量を十分な精度で評価できることを確認した。

報告書

D-T中性子スカイシャイン実験における2次$$gamma$$線測定

田中 良平*; 落合 謙太郎; 中尾 誠*; 山内 通則*; 堀 順一; 和田 政行*; 佐藤 聡; 西谷 健夫

JAERI-Tech 2003-063, 62 Pages, 2003/07

JAERI-Tech-2003-063.pdf:3.41MB

原研FNSにおいて天井に設けられているスカイシャインポートを開放した状態でD-T中性子のスカイシャイン実験を実施し、2次$$gamma$$線の測定を行った。NaI(Tl)シンチレーション検出器を用いて、中性子発生源から最大300mまで測定を行った。それにより得られた実験データをアンフォールディングしてフラックスを求め、それに線量当量換算係数を掛け合わせ線量率を算出した。この線量率をモンテカルロコードMCNP-4Bによるシミュレーション計算により得られた値と比較した結果、実験値と計算値は20%内で一致した。この測定で得られた線量率から300mまでではあるが半経験式の導出を行った。また高純度Ge半導体検出器を用いて発生中性子に起因する建屋依存による周辺での2次$$gamma$$線核種同定の測定を実施した。その結果、建屋構造材に使用されている鉄からのピークを検出した。また、水素,ケイ素の放射捕獲反応によるピークが検出されたことから、2次$$gamma$$線の発生源はこれまで考えられていた中性子と空気との散乱反応よりむしろ、土等によるスカイシャイン中性子の放射捕獲反応が主になっていることを示唆する結果を得た。

論文

A Study on 14MeV neutron beam characteristics and its applications

坂根 仁*; 宇野 喜智; 前川 藤夫; 春日井 好己; 今野 力; 金子 純一; 池田 裕二郎

Reactor Dosimetry: Radiation Metrology and Assessment (ASTM STP 1398), p.375 - 382, 2001/00

原研FNSの14-MeV単色中性子源にコリメータ及び遮蔽体を設置し、14-MeV中性子ビームを利用可能にした。遮蔽体は鉄製プリコリメータ(厚さ50cm)及び鉄(120cm)、ポリエチレン(40cm)、カドミニウム(100cm)、鉛(20cm)からなるメインコリメータで構成されており、コリメータ径は2cmである。コリメータ出口における中性子ビーム特性をシンチレーション検出器やイメージングプレートにより実験的に、またMCNPコードによる計算で調べた結果、最大14-MeV中性子束は約2$$times$$10$$^{6}$$n/cm$$^{2}$$/sであり、これと比較してビーム領域外では中性子束が4桁以上低いこと、及びビーム中の14-MeV中性子成分の割合は99.9%以上に達することが分かった。応用の一例として2次$$gamma$$線生成断面積測定を行い、従来のパルス中性子に比べて2桁以上効率の良い測定が実現できた。また優れた近接性や低バックグラウンドが達成されていることが示され、今後の利用が期待される。

論文

Measurement of induced radioactivity in copper exposed to high energy heavy ion beam

Kim, E.; 中村 尚司*; 上蓑 義明*; 伊藤 祥子*; 福村 明史*

Journal of Nuclear Science and Technology, 37(Suppl.1), p.811 - 815, 2000/03

高エネルギー加速器施設において、ターゲット、加速器機器の放射化量を評価することは、施設の設計や被ばく防護の観点から重要である。しかし、イオンビーム照射時の放射化量を評価するための実験データは極めて少ない。そこで、核子あたり290MeV及び400MeVの$$^{12}$$Cイオン、400MeVの$$^{20}$$Neイオンを、厚さ3cm及び5cmの銅ターゲットに入射させ、核破砕反応により生成される放射性核種のターゲット中での分布を調べた。また、この結果を用いて、ビーム停止後の経過時間に対するターゲット周辺における線量当量率を評価した。以上の結果から、加速器保守時の作業者の外部被ばく評価に利用できる有用な知見を得た。

報告書

Compilation of benchmark results for fusion related nuclear data

前川 藤夫; 和田 政行*; 市原 千博*; 牧田 陽*; 高橋 亮人*; 大山 幸夫

JAERI-Data/Code 98-024, 174 Pages, 1998/11

JAERI-Data-Code-98-024.pdf:6.71MB

本レポートは、核融合炉の核設計で使われる評価済み核データの精度検証を目的として行ったベンチマークテストの結果をまとめたものである。一部の成果はシグマ委員会と炉物理委員会の合同で組織された核融合炉ニュートロニクス積分テストワーキンググループの活動として得られた。原研FNS及び大阪大学OKTAVIANの2つのD-T中性子源施設を用いて行われたベンチマーク実験の解析により、3種の評価済み核データファイル(JENDL-3.2,JENDL核融合ファイル,FENDL/E-1.0)及びFENDL/E-2.0に選択された核データの中から、実験値の存在する総計21元素の中性子及び2次$$gamma$$線データに対するベンチマーク計算結果を実験値と比較した結果が収録されている。

論文

Benchmark analysis of experiments in fast critical assemblies using a continuous-energy monte carlo code MVP

長家 康展; 中川 正幸; 森 貴正

Journal of Nuclear Science and Technology, 35(1), p.6 - 19, 1998/01

 被引用回数:3 パーセンタイル:31.9(Nuclear Science & Technology)

高速炉体系に対する連続エネルギーモンテカルロコードMVPの妥当性を評価するためにJENDL-3.2ライブラリーを用いてFCA及びZPPR-9炉心についての実験解析を行った。計算に用いられた体系は実験体系をほとんど正確に模擬して計算され、物理モデルも評価済み核データと同様のものが用いられた。その結果、実効増倍率はFCA X-2炉心を除いて0.5~0.8%$$Delta$$$$kappa$$/$$kappa$$過小評価した。また、中心反応率比及び反応率分布に対して実験値と計算値はほぼすべての反応について誤差の範囲内で一致した。更に、実効増倍率の過小評価の原因を調べるためにJENDL-3.2の$$^{238}$$U非弾性散乱断面積をENDF/B-VIのものに置き換えて、炉心計算を行った。その結果、実効増倍率はFCAの炉心については0.4~0.5%$$Delta$$$$kappa$$/$$kappa$$、ZPPR-9炉心については約0.8%$$Delta$$$$kappa$$/$$kappa$$増加し、C/E値は改善された。この実効増倍率の増加の原因は主に$$^{238}$$U非弾性散乱断面積の2次中性子エネルギー分布にあることが分かった。これらのベンチマーク解析を通じて、MVPコードの妥当性が確認された。

報告書

A Point kernel shielding code, PKN-HP, for high energy proton incident

小手川 洋*

JAERI-Data/Code 96-020, 45 Pages, 1996/06

JAERI-Data-Code-96-020.pdf:1.1MB

100MeVから10GeVまでの高エネルギー陽子入射による、陽子完全静止距離を有する、C、Cu、U-238標的中で発生する体積線源中性子に対して、普通コンクリートと鉄の遮蔽体を通過した中性子と2次$$gamma$$線の線量当量を計算出来る点減衰核積分計算コードPKN-HP及びそのためのデータライブラリーを作成した。典型的な加速器施設の遮蔽体系についてのPKN-HPコードの計算結果を、他の簡易計算法による計算結果及び実験結果と比較することで、コードの有用性を検証した。

報告書

PKN-H: A Point kernel shielding code for neutron source up to 400 MeV

小手川 洋*; 坂本 幸夫; 田中 俊一

JAERI-Data/Code 95-004, 64 Pages, 1995/06

JAERI-Data-Code-95-004.pdf:1.55MB

3次元的に分布した400MeVまでの中性子線源に対して、水、普通コンクリートと鉄の遮蔽体を透過した中性子と2次$$gamma$$線の線量当量を計算できる点減衰核積分計算コードPKN-H及びその為のデータライブラリーを作成した。典型的な遮蔽体系についてのPKN-Hコードの計算結果を、1次元輸送計算コードANISN-JR、2次元輸送計算コードDOT4.2、及び3次元連続エネルギーモンテカルロ輸送計算コードMCNPの計算結果と比較したところ、計算精度について実用上良い結果が得られ、コードの有用性が確認された。

報告書

Attenuation data of point isotropic neutron sources up to 400MeV in water, ordinary concrete and iron

小手川 洋*; 田中 俊一; 坂本 幸夫; 中根 佳弘; 中島 宏

JAERI-Data/Code 94-003, 70 Pages, 1994/08

JAERI-Data-Code-94-003.pdf:3.31MB

ANISNコードと中性子-$$gamma$$線多群巨視的断面積HIL086Rを使って、400MeVまでの点等方単色エネルギー中性子を線源とする無限厚さの水、普通コンクリート、鉄の各単層遮蔽体に対する中性子と2次$$gamma$$線の線量当量減衰係数を計算した。その減衰係数を点減衰核簡易計算コードPKN-Hで利用するため、4次の多項式を含む指数関数で近似した。単色中性子に対する実効的減弱距離を詳細に検討した。減弱距離は透過距離に強く依存し、単一の減弱距離を用いるモイヤーモデルの式は、少なくとも400MeVまでの中間エネルギー中性子に対する遮蔽体透過後の線量評価に大きな誤差が生じることを示した。

報告書

pc用中性子遮蔽計算のための点減衰核積分計算コード: PKN-pc

小手川 洋*; 坂本 幸夫; 中根 佳弘; 富田 賢一*; 黒沢 直弘*

JAERI-Data/Code 94-004, 76 Pages, 1994/07

JAERI-Data-Code-94-004.pdf:2.26MB

中性子線源に対する水、コンクリート、鉄中での中性子と2次$$gamma$$線の線量当量を評価するための点減衰積分計算コードPKNをパーソナル・コンピュータで利用するためのパソコン版PKN-pcを作成した。PKN-pcコードでは、14MeVから0.01MeVまでの単色中性子もしくは、$$^{252}$$Cfまたは、$$^{241}$$Am-Be中性子の点等方線源の集合体で表される体積線源に対し、2次曲面で表現できる3次元体系での水、コンクリート、鉄の単層もしくは、多重層中での中性子と2次$$gamma$$線の1cm線量当量計算が可能である。また、簡単操作で対話形式のデータ入力、図形化された体系形状の入力ができる他、図形化された計算結果が数値データと共に得られる機能を有している。

報告書

RADHEAT-V4; A code system to generate multigroup constants and analyze radiation transport for shielding safety evaluation

山野 直樹*; 南 多善*; 小山 謹二; 内藤 俶孝

JAERI 1316, 307 Pages, 1989/03

JAERI-1316.pdf:8.41MB

中性子と光子の輸送解析を精度よく行い遮蔽安全性を評価するためのモジュール化された計算コードシステムRADHEAT-V4を開発した。このシステムは、多群の中性子と光子断面積セットを作成するモジュール、中性子と光子の輸送現象を解析するモジュール及び原子炉や遮蔽体内の放射線による原子のはじき出しやエネルギーの蓄積を計算するモジュールからなる。放射線束の角度分布を精度良く評価するための新しい方法を開発し、このコードシステムに用いた。この結果、本コードは核分裂炉や核融合炉の遮蔽問題を精度良く評価するのに使用できること、また非等方性線源や一方向に強い漏出を有する媒質中の角度束について、従来問題となっていた、負の値を発生したり振動したりする現象が発生しないことが分かった。本報告書はRADHEAT-V4の使用手引書でもある。

論文

Alanine dosimetry of 14MeV neutrons in the FNS target room

池添 康正; 佐藤 章一; 小貫 薫; 森下 憲雄; 中村 知夫; 勝村 庸介*; 田畑 米穂*

Journal of Nuclear Science and Technology, 21(9), p.722 - 724, 1984/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:77.98(Nuclear Science & Technology)

FNSターゲット室内の放射線場をアラニン線量計と金箔の放射化法の二つの方法で測定した。室内の線量は、ターゲットからの距離$$gamma$$の-2次に比例する項と$$gamma$$に無関係な定数項の和で表わすことができた。前者はほぼ14MeV中性子線による線量であり、後者は室内壁全面を線源とするこ二次放射線(散乱中性子と$$gamma$$線)による線量である。アラニン線量計の14MeV中性子線に対する相対感度が0.76と求められた。荷電粒子平衡について論じた。

報告書

A Benchmark Experiment on D-T Neutrons and Secondary Gamma Rays Streaming Through a Concrete Bent Duct

田中 俊一; 大山 幸夫; 笹本 宣雄; 中村 知夫

JAERI-M 82-130, 41 Pages, 1982/09

JAERI-M-82-130.pdf:0.91MB

D-T核融合炉の遮蔽設計に使用される計算コード、核定数を評価することを目的に、FNSのターゲット室に設置されている普通コンクリートから成る迷路において、D-T中性子とそれによって生じる二次ガンマ線のストリーミング実験が行れた。実験では迷路内における、中性子ガンマ線のエネルギスペクトル、線量率分布が測定された。本報告書には実験方法、測定値の他、構造物の幾何学的配置と組成、および線源条件など測定値の解析に必要なすべての詳細なデータがまとめられている。

報告書

PALLASコード用多群中性子群定数ライブラリの改訂

笹本 宣雄; 竹内 清*

JAERI-M 9527, 24 Pages, 1981/06

JAERI-M-9527.pdf:0.83MB

核定数処理コードシステムNJOYを用いてPALLASライブラリの前面改訂を行った。改訂したライブラリには、14MeVを第1エネルギーメッシュとする0.05レサジ、0.1レサジ、0.2レサジ、0.4レサジ、0.8レサジの各等レサジーエネルギー構造に対して、27種類の核種と4種類の混合物質に対する核定数が収納されている。考慮した核定数は 1)微視的断面積($$delta$$$$_{t}$$$$delta$$$$_{c}$$$$delta$$$$_{s}$$)、2)弾性散乱断面積角度分布を表わすルジャンドル展開係数、3)非弾性散乱、(n、2n')反応による散乱マトリックス、4)2次ガンマ線生成マトリックスである。

論文

Analysis of neutron and secondary gamma-ray transport in air-over-ground geometry by PALLAS-2 DCY-FC code

竹内 清*; 田中 俊一

Journal of Nuclear Science and Technology, 18(8), p.581 - 594, 1981/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:36.89(Nuclear Science & Technology)

HENRE加速器およびBREN原子炉に対して、空気-地面媒質における地面上の中性子およびガンマ線線量の測定値とPALLASによる計算値を比較したところ、良い一致が得られた。空気-地面形状で地面を無視した場合は地面を考慮した場合に比べて、中性子およびガンマ線線量とともにファクター2程度の過少評価となり、一方無限空気媒質の場合は、中性子および2次ガンマ線線量ともに線源からの距離と共に過大になる。 また、14MeV中性子線源から発生する2次ガンマ線の主成分は空気中での速中性子の非弾性散乱に原因し、一方核分裂線源からのものは地面および空気中での中性子の捕獲反応に原因する。

論文

Effect of nonelastic neutron anisotropy on fission rates measured in a graphite-reflected lithium assembly

関 泰; D.W.Muir*; 前川 洋

Journal of Nuclear Science and Technology, 14(9), p.680 - 681, 1977/09

 被引用回数:10

黒鉛反射体付リチウム球体系において、体系を構成する元素の断面積の変化に対するU-235とU-238の核分裂率の変化を計算した。U-235の核分裂率はリチウム領域中においてはLi-6の断面積に最も強く依存し、黒鉛反射体中においてはC-12の断面積に強く依存することが判った。他方U-238の核分裂率はリチウムや黒鉛の断面積に対するよりも、ステンレス鋼構造材を構成する元素の断面積に対してより高い感度を有することがわかった。実験値との比較から、ENDF/B-IVに収納されたC-12の核データ、特にその2次中性子に関する核データの再評価が提案された。

19 件中 1件目~19件目を表示
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